758RTAオフとRTAinJapan2020

2020年11月29日、名古屋RTAオフにNewマリ走者として参加しました。

2020年12月31日、RTAinJapanにNewマリ走者として参加しました。

この2つについて、経緯と感想を簡単に書きます。

 

これまで

RTAを走り始めた経緯をどこにも書いていませんでした。

私がRTAを始めた明確なきっかけは、ありません。

10年前、子供の私はNewマリとマリオカードDSしか持っていませんでした。ゲーム好きの私は毎日ひたすら遊び、おそらく7、8年前くらいから自然とストップウォッチをとなりに置いて遊ぶようになりました。そこからしばらくしてTAS動画の存在を知り、そのすぐ後に『RTA』と出会い、speedruncomの存在を知ったのが6年前です。ゲームを極めるのとRTAの存在を知る順番が逆なのが面白いですね。

そこから6年間ずっと一人で黙々と走っていました。海外走者、当時唯一の走者キバさん、突如現れた宇宙人Andreさんとの交流はありましたが。Newマリ界隈から出られる実力はなく、ただ一人の視聴者として他の方のRTAの配信を楽しんでいました。

 

 イベント参加への思い

すごい走りを多くの人に届けたいって夢がずっとありました。

職人への憧れというか、一つのコトを極めた人間が成す技が持つパワーへの憧れです。TAS動画とか完成度が高いRTA動画とかを何度も見ていました。すごいなぁ、こんな走りがしたいなぁ、と。視聴者としてRTA動画やRTA配信を見て、「こういう人になりたいなぁ…」って気持ちをゆっくりと膨らませていました。

 

2019年の冬

そろそろイベントで走れる実力がついたかな…と思ったのが去年の冬。

無事、RTAinJapan2019落選でした。

 

2020年春夏秋

ひたすらRTAを走ってました。いつも通り。最適化が大きく進みました。2019応募時からRiJ本番直前までAny%の自己べを40秒も縮めることになりました。執筆時点の自己べは自己理論値+4秒でかなり満足しています。

 

初のイベント参加

2020年9月、いろいろあり闇鍋RTAという企画で解説を担当しました。参加経緯は記事を参照してください。

kainokaseki.hatenablog.com

このイベントが自分にとって、「視聴者」から「イベントに参加できる走者」への、気持ちの面での分岐点になったんだと思います。

 

名古屋RTAオフ前

「名古屋RTAオフ」の開催のツイートが私のTLに流れてきました。闇鍋参加後「自分もどこかでNewマリRTAを走りたい」という気持ちに駆られておりました。「どうせ100%通らんやろ、イベント参加経験0だし」と投げやりで応募。

通りました(しかもトリ)。驚きました。ゲームリストを見ましたが知ってる走者さんも多く倍率も2倍。絶対落ちると思っていました。スーパーで買い物してる途中、驚いて声出したのを今でも覚えています。

 

名古屋RTAオフ本番

2020年11月29日、オフ会当日。めちゃくちゃ楽しかった、それが一番の感想です。他のRTA走者さんと話すこと自体初めてで、他の走者さんと交流できたことが良い経験になりました。

自分の本番。解説・走りに正直悔いは残っています。それでも多くの人に笑って楽しんでもらえました。嬉しかったです。練習は何度も何度もしたんですけど、自分で走って解説するというのはやはり難しいですね。周りの空気やノリに何度も助けられました。あと偽トロの設定でもたついたのは大変申し訳なかったです。もっと準備していけば良かった。

主催者のHistさんが「RiJの前に経験してもらう」とお言葉をいただきましたが、後述するRiJで満足の行くものに出来たのは間違いなくこの名古屋オフのおかげです。御恩は忘れません。次開催されるなら、暇さえあればまた参加したいなぁ…。

 

RTAinJapan前

2020年11月4日、RiJ当落発表。

嬉しかったです。もう人生で1度あるか無いかくらい。見間違えがないか2桁回数見直しました。次の日一日中Twitterを見てました。RTAinJapan2020で採用された人の中で一番当選を喜んでたと思います(?)。

こうして、人生を掛けたといってもいいこのゲームのRTAを大舞台で披露できることになったわけです。

 

2020年冬

めちゃくちゃ練習しました。名古屋RTAも含め2ヶ月ずっとNewマリ第一の生活をしました。おかげで腕前はどんどん上達し、自己べを10秒更新し23分の壁を突破しました。神と畏れてた走者さんたちを押しのけ、22分53秒、世界7位になることができました。一旦別ゲー別カテゴリが興味あるのでAny%は一旦離れますが、50秒切りもいつかは達成します。

解説はAndreさんにお頼みました。日本人でNewマリRTAを一番詳しく知ってる人です。何度も何度もリハーサルをさせていただきました。この場を借りて感謝申し上げます。

 

RTAinJapan本番

RiJ大好きなので初日からずっと見てました。近づくにつれ緊張はしました。一度しかないチャンスという事がわかっていたので。ただ2ヵ月の練習で実力には自信があり、喋りはAndreさんを全面的に信頼していたので、とてもいいコンディションで本番を迎えられたと思います。

2020年12月31日14時30分、RiJ本番。

www.twitch.tv

大満足です。

走り、喋り、段取り、茶番、どれも理想のものがお届けできたと思います。唯一の心残りは、途中で私のPCスペックの問題で画面一部が乱れたことです。ただ、オンラインで参加すると決まった時点である程度覚悟していたので、あまり後悔はしませんでした。いやけど今見返すと少し悔しいですね…

走りについて、本当に早かったです。大きなミス(1-Tで1被弾、W5開幕セーブ、8-Caぞろ目)はありましたが、それでも23:32はめちゃくちゃ早いです。2019年冬RiJ応募時の自己ベストと、安定チャート+大ミスありの今回の走りが同じタイムでした。

あと間違いなく、語りはAndreさんに助けられました。視聴者側にとっての動画の良し悪しは解説が握っているとも過言ではないでしょう。私のつたない喋りを全てAndreさんがカバーしてくださいました。ありがとうございました。

こうして、無事39000人の前で最高の走りをお届けできました。配信後コンビニへ歩いてる時、気が緩んで泣きそうになりました。

 

これから

記録も大幅更新、解説もする、名古屋オフで走る、夢のRiJに出る。

2020年はRTA走者としていろんなことがありました。

ただ、ここで休んではいられません。NSMB100%、NSMB2Any%、NSMBUDXAny%とやりたいRTAは山ほどあります。走者視聴者ともにいろんな出会いもありました。配信も見てくださる人が増えてきて嬉しく感じます。

2021年もRTAの道を自分のペースで進んで行きます。

応援を、よろしくお願いします。